簡単なフランス語講座 本格編


ここからは過去形の作り方や未来系の作り方など、基本を一気に学びます。
覚え切れなくても構いません。忘れても構いません。
まずは一通り読んでください。
そして基本をさっと一通り読んで学んだら、いよいよフランス語を一人で学ぶ長い旅が始まります。



 
フランス語の勉強方

 5分で終わる
簡単なフランス語講座


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簡単なフランス語講座プラスα


  ①過去形の作り方

 ②未来形の作り方

 ③否定形の作り方

 ④疑問文の作り方

 ⑤形容詞・名詞を使った文を作ろう。
(形容詞が男と女で少し異なる。)

 ⑥形容詞を使った文で過去形、未来形、否定文、疑問文を作ろう。

目的語を使った文を作ろう。

前置詞を使って長い文を作ろう。(à, de, dans, en, sur, sous, par, pour, avec, chez)

フランス語の
発音について


tuとvousの使い分

 行かなくちゃ!
(il faut...)

 行かなくちゃ!
その2

(devoir)
 ~できます。
(pouvoir)

~したいです。
(vouloir)

~があります。
Il y a ~

 que を使って長い文を作りましょう。

 めんどいけど、
「不規則動詞」を覚えてみましょう。


 複数形の作り方

 難しいですよ。
過去形+否定形
未来系+否定形
過去形+疑問形
未来系+疑問系

 「もし・・・」
仮定法の基礎


 難しい文を理解してみる
(vouloir+過去+否定+queなど。)

もう一つの未来形、もう一つの過去形

 再起動詞について

 特別な過去形
être + 過去分詞

 ~に~を~します。
Je te le donne.

 冠詞などについて
u, une, le, la, les, au, aux, ton, ta ,tes, votre, vos, ce, cet, cette, son, sa, ses

 受身

 基礎を全部読み終えたら

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フランス語 過去形の作り方

過去形、それは語学学習四天王の一人・・・
過去形、未来系、否定文、疑問文、この4つを制覇すればフランス語基礎学習の半分以上は終了と言っても過言ではありません。残りの基礎はもはやテクニックと知識と経験の問題と言っても良いでしょう。
それでは、まずは四天王の一角、過去形をやっつけましょう!
慣れればたいしたことはないです。


さて、まずは作り方から。↓

過去形は

主語 + avoir + 動詞の過去分詞形

で作れます。avoir の部分は主語によって変化します。(動詞の活用)

例文:J'ai mangé. (ジェ モンジェ・私は食べた。)
これを学びます。



少し混乱するかもしれません。
「動詞の過去分詞形」って何?
「主語」って何?
大丈夫です。全部説明します。


主語とは私(je) 君(tu) 彼(il) 彼女(elle) 私たち (nous) あなた(vous) 彼ら(ils) 彼女ら(elles)
などの事です。
「私がパリに行く。」「あなたがパリに行く。」など、「誰が」の部分です。文の動作の主体を表します。
日本語はよく主語を省略して話してしまいますね。

日本語で「ねぇ、パリに行くの?」と言えば、(キミは)が省略されています。
この省略がフランス語ではできないんです。フランス語は動作が「誰」であるのかにうるさいのです。
ともかく、これが主語です。

過去分詞形とは、そういう名前の動詞の形です。
フランス語の辞書を見ればその動詞の過去分詞形が載っています。
例えばmanger(モンジェ・食べる)の過去分詞形は(mangé モンジェ)です。
「あ、そうなの。」と思ってください。そうなっているから、そうなっているだけです。深く考えないで。
全ての動詞には「過去分詞形」というのがあります。
各動詞の「過去分詞形」がどうなっているのかは辞書で確認できます。
↓このサイトでも確認できます。

http://skomatsu.free.fr/verbe.htm
ためしにmangerと入れてみてください。 上の方にある Participe passe という部分が過去分詞形を示しています。
全ての動詞には過去分詞形が存在します。


過去形の作り方は
主語 + avoir + 動詞の過去分詞形

ですから、
主語の部分と動詞の過去分詞形についてはおわかりいただけたかと思います。

これにさらに、avoir(アヴォワール)の部分が主語によって変化してしまいます。
(これを動詞の活用と呼びます。)
avoir(アヴォワール)はもともとは「持つ」という意味の動詞なのですが、過去形を作るために使われます。
「私は食べるという状態を持つ!」→「私は食べた。」
苦しいですが、そのように転じて過去形を作るために使われるようになりました。
ちなみに avoir の変化(活用)は以下の通りです。


avoir(アヴォワール)  意味:持つ
主語    動詞
Je      私     (ジュ)    ai  (エ)
Tu      君     (チュ)    as  (ア)
Il       彼     (イル)    a   (ア)
Elle     彼女    (エル)    a   (ア)
Nous    私たち   (ヌ)    avons (アヴォン)
Vous    あなた   (ヴ)    avez  (アヴェ)
Ils      彼ら    (イル)    ont  (オン)
Elles     彼女ら  (エル)    ont  (オン)


というわけで、「私が食べた」時は
J'ai mangé.   (ジェ モンジェ・私は食べた)
「キミが食べた」時は
Tu as mangé.   (チュ ア モンジェ・キミは食べた)
「彼が食べた」時は
Il a mangé.  (イ ラ モンジェ・彼は食べた)
となります。

私が食べた時はなんでJe ai mangé (ジュ エ モンジェ)じゃなく、J'ai mangé (ジェ モンジェ)なのかと思うかもしれません。
省略が起こっています。
eとiが並ぶのを発音上嫌うので、J'aiと直すことになっているんです。深い意味はありません。
そのように、発音がもとになった省略はフランス語にはしばしばあります。


では、finir (フィニール・終える)という動詞を使って、過去形を練習してみましょう。
①「私は終えた」
②「キミは終えた」
③「彼は終えた」
という文をフランス語で作ってみてください。
ちなみに、finirの過去分詞形は
fini (フィニ)です。

もう一度おさらいしますが、過去形の作り方は

主語 + avoir + 動詞の過去分詞形
です。
主語が私、キミ、彼になります。avoirの部分の活用は上の表を見てください。








では、1分待つので文を作ってみてください。










どうでしょう?
できました?
正解は
①J'ai fini. (ジェ フィニ・私は終えた。)
②Tu as fini. (チュ ア フィニ・彼は終えた。)
③Il a fini. (イ ラ フィニ・彼は終えた。)
です。




ついでに
④彼女は終えた。
⑤私たちは終えた。
⑥あなたは終えた。
⑦彼らは終えた。
⑧彼女らは終えた。
も作ってみてください。



再び一分待ちます。












正解は、
④Elle a fini. (エ ラ フィニ・彼女は終えた。)
⑤Nous avons fini. (ヌ ザボン フィニ・私たちは終えた。)
⑥Vous avez fini. (ヴ ザヴェ フィニ・あなたは終えた。)
⑦Ils ont fini. (イル ゾン フィニ・彼らは終えた。)
⑧Elles ont fini. (エル ゾン フィニ・彼女らは終えた。)

です。
発音に関しては気にしないでください。また、別途ページを設けて説明します。
めんどくさくなければ、他の動詞でも過去形の文を作って練習してみてください・・・
例えば・・・えーっと。
marcher(マルシェ・歩く)とか。marcherの過去分詞形はmarchéです。

これは問題なくできると思うので正解は書きません。




つまり、




J'ai + 過去分詞形  私 (ジェ)
Tu as + 過去分詞形   キミ (チュ ア)
Il a + 過去分詞形   彼   (イ ラ)
Elle a + 過去分詞形   彼女   (エ ラ)
Nous avons + 過去分詞形   私たち  (ヌ ザヴォン)
Vous avez + 過去分詞形   あなた  (ヴ ザヴェ)
Ils ont + 過去分詞形    彼ら   (イル ゾン)
Elles ont + 過去分詞形    彼女ら  (エル ゾン)



で、お好きな動詞で自由自在に過去形を作れるということです。
(動詞の過去分詞形は辞書かこのサイトで確認してね。)

わかりましたね?
忘れても結構です。
けっこう複雑ですので慣れるまで忘れてしまうと思います。
忘れたら、もう一回ここを読んでみてください。
3、4回忘れたら、さすがに覚えてきます。


あ、そうそう。
過去分詞形なんですが、動詞の最後のrをとって、代わりに e にチョンをつける(é)と過去分詞形ができるというパターンが8割くらいです。
voler(ヴォレ・飛ぶ)→volé
toucher(トゥーシェ・触る)→touché
decider(デシデ・決める)→decidé

なので、慣れれば過去分詞形はいちいち調べなくても直感でわかります。
もっと厳密に言えば、er動詞は全て、最後のrをとって、代わりに e にチョンをつける(é)と過去分詞形ができます。



以上です。

未来形の作り方











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