目的語を使えるとより長い文が作れるようになり、
より詳しく説明できるようになります。
簡単なのでぜひマスターしてください。
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目的語とは何か? 目的語とは動作の目的を表す名詞、日本語で「~を」に当たる言葉です。 例えば 「私はご飯を食べる」 では「ご飯を」が目的語です。 「私はオレンジジュースを飲む。」 では「オレンジジュースを」が目的語です。 日本語では「を」を使ってその名詞が目的語であることを示します。 フランス語には「を」なんてありません。どうするの??? フランス語では「語順」を使ってその名詞が目的語であることを示します。 ものすご~く単純に言えば・・・3番目にある名詞が目的語です。 一番目が主語、二番目が動詞、三番目が目的語です。 Je mange Sushi. (ジュ モンジュ スシ・私は寿司を食べます。) Sushi (寿司)が目的語です。 では Je bois Sake. (ジュ ボワ サケ・私は酒を飲みます。) の目的語はどれですか? そう。Sakeです。 目的語を使うと、どれをどうするのか、すごく具体的に話せるようになります。 フランス語の最も基本であると同時に大切なことです。 では、次の文の目的語はどれですか? Je ne mange pas de Sushi. (ジュ ヌ モンジュ パ ドゥ スシ・私は寿司を食べません。) Sushiです。たぶん、わかりますね。 これは否定文ですが、文の構成によっては必ずしも三番目が目的語とは限りません。 なので、臨機応変にどれが目的語かを判断していく必要があります。 (上の文でなぜdeがあるのか?複雑なので今は気にしないでください。) 語順によって目的語が決まります。一般的には三番目が目的語になります。 理論の上では簡単ですが、これに慣れるまでの脳みそのトレーニングがけっこう大変です。 ガンバレ! 始めはどれが目的語なのか、脳で理解するまでに15秒かかります。 でも、15秒もかかるというのは会話では致命的です。 少なくとも1秒以内には理解したいところです。 どれが目的語なのかの判断の時間を10秒、5秒、3秒と短くするように頭の中でひたすら文を作ってトレーニングしてください。 上の例文のような文を何度も何度も何度も頭で唱えてください。 筋力トレーニングと同じです。 何度もやると、どんどん早くなってきます。 考えるのではなく、感じるレベルまで慣れてください。 では、ここで問題です。 Est-ce que tu manges Sushi? (エスク チュ マンジュ スシ? あなたは寿司を食べますか?) の目的語はなんですか? たぶん、簡単すぎですね。 寿司です。 必ずしも三番目が目的語とは限りません。臨機応変に判断してください。 では、 Parlez-vous le français? (パルレ ヴー ル フランセ? あなたはフランス語を話せますか?) の目的語は? le français (ル フランセ・フランス語)です。 簡単ですね。 では、 Est-ce que vous avez fini votre devoir? (エスク ヴ ザヴェ フィニ ヴォートル ドゥヴワール?・あなたはあなたの宿題を終えましたか?) の目的語は? ちなみに単語の意味は fini(フィニ・「終える」の過去分詞形) votre (ヴォートル・あなたの) devoir (ドゥヴワール・宿題) です。 答えが直感でわかりますでしょうか? 正解はdevoir (ドゥヴワール・宿題)です。 皆さんはもう、かなりたくさんのことを学びました。基礎はもうバッチリです。 |
⑥形容詞を使った文で過去形、未来形、否定文、疑問文を作ろう。 ⑧前置詞を使って長い文を作ろう。