レストラン紹介
La petipe france というかわいらしい一角にあるミシュラン一つ星のレストラン。
満席でも16人程度という小さなレストランです。
サービス一人、料理人一人。
名前は日本なんですが、基本的な料理と料理人はフランス人で、アジアテイストを活かしたようなフランス料理を目指しています。
こぢんまりとしていますが、すごく温かみがあるレストランでした。
こういう表現はなかなかおかしいですが、色々な部分に手抜きがなくて、なんか愛情を感じる料理でした。
サービスはとても親切です。
ここの料理を食べた人たちのブログを見てみましたが、おもしろいことに同じ料理でも評価が全然違いますね。
こんなおいしいフォワグラは食べたことがない!という人もいれば、
ソースがまさにケチャップでおいしくなかった、とか。人それぞれですね。
料理は必ずしも日本を意識しているわけではありません。
タイのカレーを用いたり、コリアンダーを用いたりします。
値段
5コースの料理が55ユーロ
前菜+メインが42ユーロ
メイン+デザートが37ユーロです
前菜+メイン+デザートが48ユーロです。
総合評価: | 8 | 良いサービスに満足感のある料理。 |
味: | 7 | 料理に手抜きのない味ですが、アジアンテイストの部分が評価を分けそうです。 スズキのタイカレーソースがけなどは、場合によっては好かれません。 |
サービスの親切さ: | 10 | 文句なし。固くなくて温かみのあるサービス。 |
雰囲気: | 10 | 落ち着いた小奇麗な店内 |
お得さ: | 8 | すごく満足感があり、総合してみればお得です。 |
アミューズブーシュ 牛肉のサラダ
コリアンダーが入って、それからクルトンのような若干のさくさく感。
酢と砂糖を基調にしたソースで、日本人としては新しさはない味だが、おいしい。
前菜のフォワグラのグリエ。
フォワグラは焼けばこういう味になるので、技術的には難しい料理ではないと思う。
が、塩加減などが雑じゃない、大雑把じゃない。愛情をこめて作られているような感じがする。
私は好き。フォワグラをこうやって食べるのは贅沢な一品だと思う。
下のソースがトンカツソース。この辺りにアジアンテイストを加えようという試みが見える。
メインのスズキのイエローカレーソース。
さっぱりしたスズキの身にイエローカレーはあまり合わない。淡白でインパクトのない味になっていた。
残念ながら低評価。でも、愛情は感じた。
メインは魚か肉かを選ぶ。こちらはカモを焼いた物。
メロンアイス
アイスクリームまで手作りなのは素晴らしい。高級店でもアイスクリームの部分は買ったものを使用するのが普通。
繊細でおいしかった。今まで食べたデザートの中でもトップクラスの出来。
本当に他の高級店に行ってもデザートで感心できるレベルのものはなかなかない。