ストラスブール大聖堂

ストラスブール大聖堂

 ストラスブールを代表する建築物で街のシンボルです。
街の中心にあり観光の要。
1988年、大聖堂を含むストラスブール旧市街は世界遺産となりました。

1176年着工、1439年完成。
142mの高さの大聖堂は1874年にハンブルグの聖ニコライ教会に抜かれるまで、世界一高い建造物として君臨しました。
現在でも教会の中では世界第6位の高さです。
本来は2つの塔を持つ予定でしたが、建設中に何度も計画が変更され、
結局2つ目の塔は作られることはありませんでした。

ノートルダム大聖堂は他に、パリ、シャルトル、ランス、アミアンなどにありますが、
他とは雰囲気が少し異なります。


公式サイトhttp://www.cathedrale-strasbourg.fr/
オープン時間
毎日 7:00-11:20 12:40-19:00
料金:無料
所在:
アクセス:トラムA,D線 Langstross Grand'rue下車。北へ徒歩1分



              ここがすごい。

  ストラスブール大聖堂を見たほうが良い10の理由


①始めの着工開始から来年で1000年になる。
 着工開始は1015年です。(その後火災により一度消失します。)
②1988年からユネスコ世界遺産の建物である。
③塔の高さは142メートルにまで達し、1871年まで、世界で一番高い建物として君臨した。
 Victor Hugoによれば、「驚嘆の大きさと優美さ。」
④直径12メートルのバラ窓がこの大聖堂だけの作りになっている。
バラ窓が聖人ではなく稲穂をモチーフにしていて、それは稲穂が当時の経済の力強さを表す街のシンボルであったためと言われています。
⑤多くの著名人がストラスブール大聖堂を訪れた。
Pape Jean-Paul II, Michele Obama、 Jude Lawなど。 Sherlock Holmes 2の撮影は大聖堂のそばで行われました。
⑥大聖堂には年間400万人が訪れる。
これはパリのノートルダム大聖堂に次いで、フランスで2番目に多く観光客の訪れる大聖堂です。
⑦塔の完成した1439年以来、ストラスブール大聖堂は絶えず維持と修復がされている。これはフランスで唯一である。
⑧66mの展望に登ることができ、その素晴らしい眺めから la capitale européenneを見ることができる。
⑨春分・秋分の日、太陽が出ていればRayon vert (緑の光線) と呼ばれるおもしろい現象が見ることができる。
緑色の光線がステンドグラスを通り、キリストの彫像を緑に照らし出します。

Rayon vert (緑の光線)







春分・秋分の日、キリストが緑の光で照らし出されます。




⑩大聖堂は湖の上に建設された。これはこのストラスブール大聖堂が唯一である。
ストラスブール大聖堂があった場所はなんと小さな湖でした。
わざわざそこに大聖堂を造ったわけです。
1015年、建設当初の司教 Wernherは、最初のキリスト教徒がストラスブールで祈りを捧げたその場所に、湖があるにも関わらずどうしても大聖堂を建築したかったのでした。
そしてその思いの通り、大聖堂は湖を杭を打ちつけて、杭の上に建築されるのです。
湖は後の工事ですぐ埋め立てられましたが、地面が粘土質で、流動的で、大聖堂建築には当然ながら相応しくなく、工事は大変なものとなりました。。
世界に類を見ない工事は1015年に始まり、司教が亡くなった1028年に完成しました。
しかし、なにぶん湖の上に建築されたため、19世紀に、ライン河の調整工事の折、水面の低下に気付きます。
木の杭が腐り、北の塔が傾斜し始めていることがわかりました。
1906年、建物の下にコンクリートを注入するための工事が行われました。




ストラスブール大聖堂

 ストラスブール大聖堂は建設中何度も財政難に陥りました。
そんな時は免罪符のような、罪を軽くする札を発行して建設費を賄いました。
1015年、司教 Werner von Habsburg がカロリング朝のバシリカの廃墟に、
新たな大聖堂の基礎となる最初の石を置きストラスブール大聖堂の歴史はスタートします。
彼はロマネスク様式の大聖堂を建設しました。
この大聖堂は1176年、身廊の屋根が木製だったため火災で焼け落ちました。


ストラスブール大聖堂


ストラスブール大聖堂には5ユーロで展望台に上ることができます。これはその眺めです。
毎月第一日曜は無料です。


塔(展望台)
ストラスブールを一望できる素晴らしい眺めです。66mの展望台まで332段の階段を登らなければなりません。
事前予約は不可。毎月第一日曜は無料です。

料金:5€ 子供2.50€
時間

4月~9月
 9:00~19:15
10月~3月  10:00~17:15


クリプト(地下礼拝堂)
料金:4€
時間:毎日 14:00(ドイツ語) 15:00(フランス語)
所要1時間

Horloge astronomique(機械時計)
ルネッサンス期の一品。アーティストと技術者の共同作業で作られました。
スイスの時計、彫刻、色づけ、自動機械がコンサートを奏でます。
現在のメカニズムは1842年に完成。
機械仕掛けの演奏が人々を魅了します。
毎日12:30に始まります。12人の使途が行列を成します。
演奏前、12:00からビデオフィルムでの紹介映像があります。
チケットはポストカードを販売しているところで9:30-11:20の間にお買い求めください。
11:45に聖堂の外、時計のある側の扉から入場開始。
日曜祝日は無料ですが、12:00のフィルム上映はありません。

料金:2€ 子供1.50€




↓動画:ストラスブール大聖堂の中に入ってみました。


ストラスブール大聖堂
動画を見る





ストラスブール大聖堂 夏のイルミネーション

ストラスブール大聖堂

ストラスブール大聖堂の夏の風物詩、イルミネーション。
無料で毎日市民を楽しませてくれます。
音と光の競演をぜひご覧ください。
期間は7月から8月の終わりまで。毎日22h30から24:30まで開催されています。
公演は20分ごとに行われ、15分間続きます。 


ストラスブール大聖堂
動画:大聖堂のイルミネーション


大聖堂の掃除の話

 フランスの大聖堂は大気汚染のため、少しずつ黒くなっていきます。
なので数十年に一度、掃除をする必要があります。
建物を壊さないように慎重に掃除していきます。
下の写真をご覧ください。


これはランスの大聖堂の写真です。
ランスの大聖堂は今、掃除の真っ最中。
写真の右側が真っ白で、写真の左側が真っ黒なのがわかります。
右が掃除完了、左が掃除中です。
違いがよくわかる興味深い写真です。 


ミサの時間

日曜礼拝

土曜

18h30 事前予約
日曜 8h00 (クリプトにて。)
9h30 (グレゴリウスのミサ)
11h00
18h30
平日のミサ (夏のバカンス期間以外) (St Jean-Baptiste礼拝堂)
7h30
8h50 (教会参事会ミサと賞賛)
火ー金 7h30
8h50 (教会参事会ミサと賞賛)
18h30 (水曜はクリプトにて。)
8h00
8h50 (教会参事会ミサと賞賛)

夏のバカンス期間
7月2日から9月5日
MESSES
7h30 8h50 *    
7h30 8h50 *    
7h30 8h50 *   18h30
7h30 8h50 *    
7h30 8h50 *    
8h00 8h50 *   18h30
日・祝日 8h00 9h30 11h00 18h30

                                * l'office des Laudesにて事前予約



ストラスブール大聖堂写真館








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