パリの観光地紹介


パリの観光地1 パリの観光地2




コンシェルジュリー


シテ島の上、セーヌ川の川沿い、あのちょっと立派な建物は何だ?という感じで見つけられるのがコンシェルジュリーです。美しい見た目とは裏腹に、牢獄として使われていました。4000人を越える囚人が収容され、約2600人が処刑されました。その中に、甘え上手なフランス王妃マリー・アントワネットもいました。マリー・アントワネットは1793年(当時38歳)、76日間ここに収容された後、断頭台の露と消えました。彼女の愛犬ティスビーは悲しみのあまりセーヌ川に飛び込んだといいます。(本当なんだか嘘なんだか。)
刑務所は1914年に廃止されました。
コンシェルジュリーでは彼女が終生を過ごした独房を再現し公開しています。しかし、実はその後、マリー・アントワネットの娘のマリー・テレーズが彼女の独房を改装して祭壇を作ってしまったそうで、このマリーの独房は本当は別室だそうです。入場料は6.5ユーロです。(サント・シャペルと共通券は10ユーロです。)
追記:マリー・アントワネットの愛犬についてですが、以下の説が有力なようです。
ティスビー(Thisbe)は、マリー・アントワネットに連れられて(?)断頭台に上ったのですが、一緒に処刑はされなかった。その後は、元いた家に戻って暮らした。その後、その家はパピヨンハウスと呼ばれるようになった。(らしい)


コンシェルジュリー セーヌ川沿いにそびえ立つ
コンシェルジュリー



データ2014

行き方 メトロ4 Cité
時間 3−10月 9:30−18:00
休日 1月1日 5月1日 12月25日
料金 8.50ユーロ
サント・シャペルとの共通券12.50ユーロ




サクレ・クール聖堂



ルーブル美術館のほぼ真北に位置するモンマルトルの丘。その丘の上にそびえる真っ白い建物がサクレ・クール聖堂です。普仏戦争の敗北、そしてその後の騒乱によって亡くなった兵士や市民たちを慎み、市民を励ます目的で建てられたビザンチンスタイルの聖堂です。1876年に着工、4000万フランを費やして、約40年かけて完成しました。中に入ってみると、意外なほど吹き抜けていて、天井のドームの形がそのまま見られます。何から何まで真っ白です。入場は無料ですが、ドームと地下聖堂を見るためには5ユーロ必要です。モンマルトルの丘を徒歩で登るのは少し疲れます。丘の上からの景色はまあまあです。(絶景とまでは言えないような・・・)
サクレ・クール聖堂の裏(テルトル広場)には面白そうな物売りがたくさんいます。くれぐれもスリに注意してください。絵描きがたくさんいて、下手な日本語で「こんにちわー。」「どうですかー?」と声をかけてきますが無視しましょう。こういう絵描きの中には落書きしか描かない心底下手な人がいます。本当にうまい人なら客のほうからやってきます。よーく見ると、きちんと座って描いている人の中にはうまい人がいます。どうせ描いてもらうならだまされないようにしましょう。5000円から1万円くらいが相場です。

サクレ・クールへ行くケーブルカーがあります。地下鉄と共通券です。



サクレ・クール モンマルトルの丘
青空に白が映える。サクレ・クール聖堂 これがモンマルトルの丘。



データ2007

行き方 メトロ2 Anver メトロ12 Abbesses
時間 6:00−22:30
ドームとクリプトは
5月ー9月 8:30−20:00
10月ー4月 9:00ー17:00
料金 無料。ドームは6.00ユーロ。
URL www.sacre-couer-montmartre.com




パンテオン


パンテオンはシテ島のノートルダム大聖堂から南に700メートルほど行ったところにあるギリシャ風のドームです。ルイ15世が廃墟となっていた修道院を改築し、約30年かけて、1789年に完成しました。ドームの高さは83メートル。物理学者のフーコーが1849年に、ドームの高さを利用して地球の自転の証明をしたことでも有名です。現在はユゴー・ゾラ・ルソー・キュリー婦人などのフランスの偉人たちのためのお墓として使われています。入場料金は7ユーロです。



パンテオン

ギリシャ風の美しい神殿、パンテオン



サンテティエンヌ・デュ・モン教会



パンテオンのすぐ隣に、けっこうきれいな教会があります。それがサンテティエンヌ・デュ・モン教会です。もとは13世紀に建てられましたが、15世紀から17世紀にかけて増改築が繰り返されました。パンテオンを見たついでに見ると良いでしょう。
追加情報:中に入れるようです。知りませんでした。中はなかなかゴージャスで明るい教会です。でも、中に入れないかのような雰囲気がありましたよ。



サンテティエンヌ・デュ・モン教会
サンテティエンヌ・デュ・モン教会はパンテオンのお隣さん



国立近代美術館
(ポンピドゥー芸術文化センター)


何だよ。せっかく国立近代美術館目指してきたのに工事中かよ!いえいえ、一見工事中に見えますがすでに完成しています。ポンピドゥー芸術文化センターはポンピドゥー大統領の提唱の下、現代的芸術の創造をテーマに1977年に完成しました。4階と5階は国立近代美術館となっており、ピカソやマティスの作品を楽しむことができます。入場料は11.00ユーロまたは13.00ユーロ。



マドレーヌ教会


ルーブル美術館の北西、チュイルリー公園の真北にあります。歩いてもすぐ着きます。突然目の前に現れるのはギリシャを思わせる神殿。コリント様式で作られている柱を持っています。1764年に着工を開始しました。もともとはナポレオンがフランス軍の栄光をたたえるために建築が始まったそうですが、何に使う建物なのかも決まらないうちに建設は進み、1842年に完成しました。最終的にはキリスト教の教会ということになりました。無料で中に入れるのがうれしい教会です。きれいで広くていい教会ですが、ノートルダム大聖堂のような感動は得られないのではないかな。
実は、ここの地下に知る人ぞ知るレストランが存在します。15ユーロくらいで食事できます。味は特筆すべき物ではありません。何がすごいかって、入り口のわかりにくさ。こんなにわかりにくいレストランは見たことないです。
「マドレーヌ教会内部に安いレストランがある」という情報を聞いてさえも、入り口発見がものすごく困難でした。



マドレーヌ教会 マドレーヌ教会

ギリシャ風の美しい建物マドレーヌ教会。
時間があれば行きたい場所。

コリント様式の柱を持つ



オペラ・ガルニエ



ルーブル美術館のほぼ真北、1キロぐらい離れた位置に金の像が乗った美しい建物があります。それがオペラ・ガルニエです。建築開始はナポレオン3世が統治する1860年。171名の応募者の中から、当時無名のシャルル・ガルニエが建築家として選ばれました。建設現場から大量の地下水が湧き出た為に、完成まで15年の歳月がかかりました。古典主義からバロックまで、様々な様式が取り入れられた美しい建物です。現在はバレエが中心に上演されています。オペラ・ガルニエ近辺はスリが多い場所としても有名らしいので注意が必要です。公演が行われていない間は、内部を見学することが可能です。中にはオペラ座博物館もあります。入場料は10.00ユーロです。



オペラ・ガルニエ オペラ座
オペラ・ガルニエ外観

細部まで美しい彫刻が施されている



サン・ジェルマン・デ・プレ教会



サンジェルマン・デ・プレ教会

あんまり記憶にありません。あんまりすごくないです。サンジェルマン・デ・プレ教会は現存するパリ最古の教会のうちの1つです。もともとは542年にヒルデベルト1世がキリストの聖遺物を納めるために建てた修道院の付属教会でした。9世紀にノルマン人の襲撃により破壊されましたが、11世紀ごろ再建しました。現在も鐘塔の一部は当時のものです。
教会の裏にピカソ作の「アポリネールの礼賛」という像があります。

ここの地下に安いフランス語講習のような場所があります。年10ユーロくらいで激安です。



モンパルナスタワー



209メートル、60階建てのビルは、ポンピドゥー大統領の下1973年に建てられました。高速エレベーターに乗って56階か59階まで上ると、展望台があります。エッフェル塔と違って、あまり並ばずにパリの絶景が拝めることでしょう。(たぶん。)
モンパルナスタワーはバーやレストランが夜でも営業しています。レストランの窓側の席から見る夜景は絶景です。ちょっと治安の悪そうな夜のパリですが、ここならわざわざ来たい場所です。
ちなみに展望台は13.50ユーロです。
建設当初はパリの景観を乱すとして反対があったそうです。
モンパルナスタワーの最大の魅力は、エッフェル塔が見られることです。エッフェル塔からはエッフェル塔を見ることができません。モンパルナスタワーから見るエッフェル塔は素晴らしい物があります。
確か55階くらいにレストランがあるのですが、超おすすめです。夜は55ユーロくらいでけっこう高いのですが、昼は32ユーロくらいで食べられます。素晴らしいの一言に尽きます。



リュクサンブール公園と宮殿



モンパルナスから北へ行き、パンテオンを目指していたところ、ここを通ると少し近道だったので通りました。マラソンランナーがいっぱいいました。アンリ4世の死後、王妃マリーはルーブル宮が気に入らず、このリュクサンブール宮殿を建てました。イギリスとフランスの様式が混在した美しい公園です。公園としては最高だけど、観光としてわざわざ来るほどの価値もない気もします。私は知りませんでしたが、宮殿見学もできるそうです。見学は要予約で、毎月第一日曜の朝10:30から行われています。



<B>リュクサンブール

宮殿の建物はあまり印象に残らなかったため写真に撮りませんでした。
それよりも、公園の裏にあったこの像の方が好きでした。
メディシスの泉というそうです。



パリ市庁舎



きれいな建物でした。市庁舎はかつてシャトレ広場にありましたが、1357年にここに移転しました。しかし、1871年パリ・コミューンで焼失。1882年に、ネオ・ルネッサンス様式で再建されました。毎週1回、内部見学が可能だそうです。無料ですが、要予約で、曜日と時間は未定なので確認が必要です。



パリ市庁舎

きれいな建物だが中に簡単に入れないのが残念。



サン・ポール・サン・ルイ教会



期せずしてなかなか良い教会でした。中も無料で見学できます。ルイ13世の命で1641年に建設された教会で、当時はイエズス会の象徴的存在でした。主祭壇左手の礼拝堂にはジェルマン・ピロン作「悲しみのマリア像」があるので見ておきましょう。



サン・ポール・サン・ルイ教会 サン・ポール・サン・ルイ教会の屋内

入り口から壮麗できれい

内部もわざわざ来て良かったなあ、と思えるほど美しい。



バスティーユ広場


1789年、フランス革命の当時はバスティーユ牢獄があった場所です。今は記念柱だけが残ります。歴史が好きな人は、「ああ、ここからフランス革命が始まったのか。」と思いを馳せることでしょう。しかし普通の観光客からみれば「柱があるだけ。」です。



バスティーユ 突然道に現れる柱。
よく見ると下がスフィンクスになっている。



ソルボンヌ大学



ソルボンヌ大学は厳密には現在13あるパリ大学の一部です。13世紀にソルボンヌ神父がサンジェルマン・デ・プレ教会で学ぶ貧しい神学生13人のために学寮を建てたのが始まりと言われています。ルイ13世の宰相リシュリューが校長になると施設は拡大され、フランスで最も重要な高等教育の場となりました。270万冊の貴重な蔵書を持つサントジュヌビエーブ図書館は大学図書館としては世界でも屈指の存在です。
ドーム状の屋根を持ち、見た目からして美しい大学です。



ソルボンヌ大学

フランスの東大、ソルボンヌ大学



  



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