交通違反料金を払わないとどうなるか?

 
フランスは外国人の交通犯罪にすごく甘いらしいです。
国際問題になるのを恐れるらしく、フランス在住でない(観光客など)アメリカ人とか日本人とかが交通犯罪した場合、処置がすごくあまいんだそうですよ。
駐車違反くらいならあまり迷惑がかかりませんが、もっと重大な交通事故、ひき逃げなどをやってさえも本国に帰ってしまえば深く追わないんだそうです。
(要検証)
例えばひき逃げされたのに国際問題になるのが嫌だからフランスが何もしてくれないとか、フランス人はすごく憤っていると聞きました。
さて、交通違反料金未払い常習のフランス人のおもしろいブログを見つけました。
違反料金を払わないとどうなるのかが書かれていました。
以下、翻訳。


私はパリ近郊に住んでいて、月に2~3件の交通違反をする。2005年からずっとそんな感じだ。
しかし、私は交通違反は常習だが、違反料金の支払いは常習ではない。
(駐車違反の場合違反料金は11ユーロ、未払いだとそれが33ユーロになる。)
違反料金を未払いすると、次のような過程を踏む。
1 違反の紙を貼られる
2 2ヵ月後、料金未払いのため、増額して支払えという紙が届く。
3 5、6ヵ月後、再び支払いを督促する紙が届く
4 6、7ヵ月後、再び支払いを督促する紙が届く
5 7-9ヵ月後、再び支払いを督促する紙が届く。この時の封筒は赤か青となる。
6 12ヶ月に迫ると、再び支払いを督促する紙が届く

驚くべきことに、その後は何もないことが多い。家まで差し押さえに来たりとかもない。
多くの場合はそこで、そのまま終わりを迎える。
しかし、運悪く続きがある場合はこうなる。
7 14ヶ月ごろ、銀行口座から33ユーロを差し押さえるという通知が届く。
8 16-18ヵ月後、口座差し押さえがされていなければ、再び同じ通知が届く。
9 24ヵ月後、車が押収される。支払いをすれば車を返してもらえる。
驚くべきことは、これだけの郵便通知のお金や追加料金は一切なく、ただ割増料金の33ユーロさえ払えばよいのだ。
私のために相当お金がかかっただろうに、たった33ユーロで済んでしまうのだ。

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