Buerehiesel ブリュイーゼルストラスブールのレストラン

前菜はさくさくのランゴスティン（えび）とアスパラガス添え

そしてメインは子羊のグリエ
柔らかい肉と、それを存分に活かしたソース。

総評1回目　95€のメニュー：
良い所と悪い所を同時に見たようなレストランだった。料理はどれも良く手が行き届いていてレベルが高い。サービスもエレガントでまさに高級レストランの一流のサービスだった。ただし、けして三ツ星ではない。事実三ツ星ではないわけだが、非常に納得できる内容だった。
妻が妊娠中で生ものが食べられないなど、色々リクエストがあったので食べるメニューもリクエストもあらかじめ送り、了承を得ていた。生ものについては忘れていなかった。しかし、私のリクエストはすっかり忘れられていた。
私はよく食べるので、量が絶対足りないと確信していたので、あらかじめ「追加料金を払う代わりに増量して欲しい」というリクエストをしてあった。あらかじめOKをもらっていた。
どの料理から増量されるのだろうと思っていたら、結局メインまで妻と同じサイズで、ようようリクエスト忘れられていることに気が付いた。三ツ星レストランではありえないこと。客のリクエストを忘れてはいけない。なんのためにわざわざ連絡をとってお願いしていたのか？メインを食べ終わったとき、私はまだまだお腹が空いていた。期待が大きかっただけに空腹で残念すぎて悔しかった。それからお会計（頼んだ飲み物の数）を間違えられた。お会計を間違えるのは普通ないな。
トイレには手を拭くタオルや紙を用意するのを忘れていた。（女子トイレにはある。男子トイレは紙を捨てるゴミ箱だけあって紙を明らかに忘れていた。）中華レストランに来てるんじゃないんだから・・・それはないよ。プロでしょ？
それからメインの料理で尋常じゃない時間待たされた。冗談抜きに１時間くらい待ったよ。一つ一つの料理の提供する間の時間がそれ以外もかなり長かったが、おいしんだからしょうがないみたいな気持ちでいたが、最後の１時間は長いというレベルを越えてあまりにも無礼。長くて長くて長くて、楽しかった気持ちさえ消え去るようなうだるように長い待ち時間。もう帰りたくなった・・・。しかも、待たせた理由が、他の同じコースを食べている客のメインと一緒に作って出すためという効率重視。あまりにもひどかった。
鯛の酒蒸し、メインの子羊のグリエ、そしてデザート。無論おいしいわけだが、ありきたりで新しさのない味だった。「普通の味」という表現がぴったり。
ものすごく素晴らしいのにどこか間が抜けている。そんなレストランだった。三ツ星から降格して一つ星というのは、すごく妥当な評価だと思う。それでも良いレストランだった。

2回目　37€お昼のメニュー

やっぱり店の雰囲気は最高。
クロコディルがゴージャスという雰囲気ならば、ここは落ち着きがある。
料理のレベルも最高ではなくても十分レベルは高く、全てを総合して捉えればストラスブール一かもしれない。

総合評価：	7	最高の雰囲気。良いサービス。なかなかの料理。パリやリヨンの超一流と比べれば劣るが、とても良い。
味：	7	新しい味にも出会えたが、ポールボキューズ（リヨン）とかに比べればあと一歩足りない。さすが、丁寧なつくりをしている。
サービスの親切さ：	10	とても良い。
雰囲気：	10	美しく落ち着いた完璧な雰囲気。さすが元三つ星と言わざるを得ない。文句なく最高。
お得さ：	7	全体として見ればお得感がある。

総合評価：	9	全てにおいてナンバーワンでなくても、全てにおいてレベルが高く、全部を総合するとストラスブール一のレストランと言って過言でないと思う。店内の落ち着きが素晴らしい。
味：	8	ストラスブール一ではない。でも、全体に高レベルで工夫があり、手間をかけていておいしい。
サービスの親切さ：	8	問題なし。
雰囲気：	10	素晴らしい。ここの雰囲気はストラスブールではナンバーワン。
お得さ：	8	総合力が高い。お得。

総合評価：	7	雰囲気は良い。サービスも良い。だから、全体では満足。しかし、味が正直物足りない。無論全ておいしい。しかし、この値段を出すなら、もうワンランク上の味がほしい。ちょっと残念。もしかしたら、しばらく来ないかも。この味なら同じ値段でもっとおいしいものはある。
味：	6	どれを食べてもおいしい。よく作られている。しかし、感動がない。この3分の1の価格のレストランでも、味で感動を味わうことはよくある。味に関しては値段と比べて釣り合ってない。でもクロコディルよりはましな味。
サービスの親切さ：	9	最高レベル。サービスに関しては相当良い。
雰囲気：	10	雰囲気は最高。ストラスブールのレストランで雰囲気においてここを上回るのは難しい。雰囲気を味わうだけでも幸せな気分になる。だから来てしまう。
お得さ：	6.5	味以外の点に関しては十分な満足を味わえるので、価格に対してお得なのかどうかは評価するのが難しい。ただ、98ユーロは高いな。同じ物を55ユーロくらいで出していたら、この味でもぐっと評価は高まるのだが。高いね。


まろやかなメレンゲとクリームスープ	カエルの炒め物。変に思うかもしれないが、カエルは代表的なフランス食材の一つ。	鯛の酒蒸しキャビアと牡蠣添え